広報委員会

令和3年度 筑紫女学園中学校 弁論大会

★弁士・聴衆の全員、筑女での学びがしっかりと結実した弁論大会でした!

令和3年12月22日(水)本校講堂において、感染防止対策のため入場クラスを半分で入れ替える2部制で、弁論大会が開催されました。

テーマは、3つ。

①「新しい世界を生きる」

②「This is Me ~これが私です~」

③「守り続けたいもの、失いたくないこと」

この中から1つ選択、もしくは、これ以外のテーマを自分で1つ選択するのが条件です。

生徒達は、秋休みに400字詰め原稿用紙4枚程度、発表時間4分30秒以内の原稿を執筆しました。その後、クラス単位での弁論大会を経て、代表1名が選出されました。1年生4名、2年生4名、3年生5名の合計13名の弁士が、本番へ向けて文章の推敲と話す練習を積み重ねました。

講堂中に響きわたる、堂々とした弁論を成し遂げた弁士とそれを称える筑女生が一体となった弁論大会の様子をお伝えします!

【中学1年生】

1年生代表4名は、初の参加です。演題は、『新しい世界を生きる』、『コロナ禍の今 私が訴えたいこと』、『みんなが快適な地球に』、『大切なこと』でした。内容はもちろんのこと、それを上回り涙が出るほど感動したのは、原稿を懸命に暗記し、緊張の中、真っ直ぐに訴えかける姿でした。堂々としたその姿は、13歳の中学1年生ではなく、大人顔負けの立派な4名の弁士としての姿でした。

【中学2年生】

2年生代表4名の弁論の演題は、『殺処分0に向けて』、『知ってくれるだけでいい』、『言葉の使い方』、『私が主人公』でした。弁士たちの若く瑞々しい言葉が、壇上から会場に響き、聴き入っていた生徒たちの拍手には、弁士たちへのエールと共感が表れていました。それぞれに関心を持ち、考えさせられるところがあったようです。

他者と距離をとることが日常となった今、言葉で思いを主張すること、それを直に聴き、思いを受け取ることの大切さや意義をあらためて体感できた時間でした。

【中学3年生】

3年生代表5名の弁論の演題は、『アンコンシャス・バイアス』、『血液が命を繋ぐ』、『いのち』、『私が考える人生の終わり方』、『めんどくさいを楽しむ』でした。

さすが最高学年の3年生、気持ちを込めて発表される弁論は、仏教校である本校で3年間、「いのち」についてそれぞれが考えを深めてきたことがうかがえるものでした。どの弁論も聴衆の心にひしひしと伝わり、涙が出る程、深い感銘を受けました!

中学校生活最後となる今大会で、皆で協力して積みあげていく素晴らしさやクラスの絆を再認識したことと思います。これを心の糧として、これからの時代を生き抜くためにも、自分の考えを表現する力、相手の想いを理解する力を磨き、今後の人生に活かしてほしいです!

【表彰式】

表彰された演題は、『知ってくれるだけでいい』、『血液が命を繋ぐ』、『いのち』でした。学校全体で、レベルが上がった弁論大会でした。

筑女で過ごす日頃の授業、総学の時間で学んできたことを、弁士と聴衆が一体となって結実させた瞬間でした!コロナ禍においても、筑女生は、現状に留まることなく、しっかりと前を見据え、素晴らしい成長を遂げられていることを頼もしく思い、感心しました!

 

【編集後記】

どの生徒も論理、表現力と甲乙つけがたく、審査員の先生方も悩まれたことと思います。普段は自らの考えを外に向けて表現する機会はなかなかありません。しかし、それを外に向け発露させるべく、生徒たち1人1人が考えを整理し組み立てる、その過程を経験させる機会を与えてくださったことは、生徒達にとって大いなる学びとなったことと思います。

 

 

 

 

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