広報委員会

革新の筑女Part1

師走を迎え、欅並木の紅葉も美しい季節となりました。
今年度はコロナ禍で行事取材が出来ないため、校内の施設・設備を学園の「伝統」と「革新」二つの観点からご紹介をしています。
今回のテーマは「革新の筑女part1」です。 先の「伝統」とはうって変わり、変化が早いこれからの時代においてとても重要なツールであるICT*の活用が、本校でいかに有効に活用されているか等について取材してまいりました。

* ICT「Information and Communication Technology」の略。通信技術を活用したコミュニケーション。


[CALL教室]

 

 

初めにご紹介するのは、CALL教室です。
当校には合計150台ものPCがあり、そのうち50台がこのCALL教室にあります。
ここでは中学生が画面を通して外国の方と一人一人直接向き合って会話する、オンライン英会話が行われていました。
ここ日本に居ながら、しかもこのコロナ禍の世界にして、リアルタイムで世界と繋がることができ、そこで学びが得られるというこの学校の取り組みは、グローバル化に向かう世界の中で、他に引けを取らないものだと思いました。


[PC教室]

PC教室には約50台のパソコンが設置してあり、情報収集、資料作り、勉強など生徒が使いたいときに自由に使用することができます。
高校1年情報の授業風景です。
一人一人が先生の見本を見ながらパワーポイントを作成しています。
友達同士教えあったりして楽しそうでした。


[学習室]

学習室にもパソコンが約50台設置してあります。
十分なスペースがあり、勉強しやすい環境が整えられています。
また、赤本やたくさんの本がそろえられているため、大学受験を見越した学習にも取り組むことができると思います。


[オンライン英会話]

中学・高校共に、オンライン英会話の授業は25分間。PCやiPadの画面越しに英語教師資格を持つフィリピン・セブ島の講師(毎回講師が変わるのも強み)と対面で話す環境に緊張していた生徒達も、時間や回数を重ねるごとに慣れてきたようです。時折、画面上のテキストに直接書き込んでのやり取りも交え、終了時にはやり切った表情を見せていました。各自のレベルに合わせた個別指導を受けることができ、英検2次面接対策も行われています。

≪中学校≫

中学生は、「トピックトーキング」というコンテンツの授業で、「やりとり」に特化したレッスンを受講。学校行事、旅行、最近のことなど身近なトピックについて、講師と会話をします。実際の会話では内容が予測できないため、このレッスンでは「即興性」を大切にしています。

≪高等学校≫

高校生は、「ロジカルスピーキング」というコンテンツの授業で、「主張→根拠→結論」という型を繰り返し練習し、定着させるレッスンを受講。「インターネットは子どもに良くないか」「人はロボット、AIにとってかわられるか」などの、民間検定試験でも扱われることの多いトピックについて意見を述べる練習をしています。
筑女生には、この恵まれた環境を駆使し、英語を使える喜びを自信に変え、グローバル社会で力強く、しなやかに活躍してほしいです!

 

[編集後記]

いち早くiPadを導入していたおかげで、コロナ禍でもツールとして最大限活用することができ、使いこなしている生徒たちの姿には目を見張るばかりでした。
電子黒板もiPadがあってこそ、その良さを最大限に活用できるツールであることは一目瞭然で、先生方の指導もスムーズに進めることができるのを目の当たりにすることができました。
この恵まれた環境を、これからも使いこなして社会の波に乗って生かして欲しいものです。

タイトルとURLをコピーしました