立冬を過ぎ朝夕の冷え込みに冬の足音を感じるころとなりました。11月は、学校保護者会ホームページに公開予定の講演会「これからの子どもたちに期待されること」Web配信に焦点を当て取材しました。
毎年講堂で開催されている講演会の実施は、学校保護者会研修委員会が運営を担当します。今年度はコロナ禍ということもあり、従来の講演会からWeb配信講演会という新たな試みをすることになりました。
今回の講演会にあたり、講師の松尾校長からはメッセージを頂き、研修委員会からはWeb配信という新しい形で準備している様子をQ&Aという形で答えて頂きました。
まずは、講師の松尾校長からメッセージです。
「保護者の皆様こんにちは。研修委員長の川野様からの依頼を受け、講師を務めることになりました。対面ではなく、限られた時間の中で、どれだけのことが伝えられるだろうかと大変心配ではありますが、よろしくお願いいたします。『これからの子どもたちに期待されること』について、不易と流行の視点からお話をさせていただきます。」
次に、研修委員会へWeb配信の準備について質問をしてみました。
Q1. 講演会実施にあたり、運営を担当する研修委員会は委員同士の連絡、学校保護者会役員及び学校との打合せをどのように行って今回の講演会開催に至ったのでしょうか?
A. コロナ禍ですので、基本はオンライン(Zoom)でのミーティングを行い、その他、細かい部分は電子メールを利用して連絡しました。
例えば、委員同士の連携は最初にグループLINEを作成し、その後メール交換をしていきました。
Q2. コロナ禍対策での講演会実施について一番配慮した点はどこでしょうか?
A. 三密回避の観点からも、今までのように大勢の保護者の皆さんにお集まり頂く形式での講演会を開催することはリスクが高くできないことになりました。しかしながら、人数を制限しての開催では本来の目的である「保護者と教師に共通する問題を共に考える」という意義が薄れてしまいますので、それらを踏まえて、今年度学校保護者会Webが開設されたのを機に、多くの保護者の皆さまに視聴して頂く方法として、Web配信という新たなチャレンジをすることにしました。
Q3. Webでの配信とのことですが、保護者とのディスカッションはどのような形でしたのでしょうか?
A. そこが一番の難題でした。密になるのは避けたい、しかしながら、松尾校長先生と保護者とのディスカッションは実施したいということでした。その解決策として、直接のディスカッションは、4~5名の保護者が代表し学校内で行い、他の数名はZoomを利用したオンラインによるディスカッション参加という形を採用しました。当日は、Zoom参加の保護者の皆さんの様子も映像に収めて、配信いたします。
Q4. Web配信を視聴した保護者からのフィードバックはできますか?
A. 保護者の皆さまからの感想、ご意見等のフィードバックは実施します。どのような形で実施するかは現在検討中です。
【撮影テスト】
講演当日までに2度にわたり研修委員の撮影担当者のテストがありました。
一度目は、撮影場所を講堂とし、広い空間を生かした形で行いました。
講堂では、音の反響が大きく撮影が難しいことがわかり録画撮りには不向きということになりました。
こちらでは、映像も音にも特に問題がないことがわかりました。ディスカッション用のテーブルには、タブレットが置かれZoomでの参加者とのディスカッション準備も話し合われていました。
【撮影当日】
いよいよ、当日を迎えました。
初めての試みとなる、Web講演。事前の準備を念入りに行ったので、操作方法に迷うことなく、スムーズに開始することができました。
第一部は、松尾校長の講話、第二部は、Zoom参加者とのディスカッションです。
どのような内容なのかは、後日配信される動画をご期待ください!
【編集後記】
今回は、講演会開催に至るまでの舞台裏を取材させていただきました。コロナ禍でぐっと身近になった「Web会議システム」ですが、開催に至るまでの準備と苦労は、語りつくせないものであったと思います。
子どもたちは、日々、ICTツールを利用した授業受け、学習しています。
私たち保護者も、ともに学び、理解しながら、ICTツールを積極的に活用した保護者会の活動を模索していく時代になったと実感いたしました。
≪学校保護者会広報委員会≫