ごあいさつ

学校保護者会会長 小野明

令和5年度学校保護者会を代表いたしましてご挨拶申し上げます。

平素より学校保護者会活動へのご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

我々の保護者会活動は、生徒達が充実した学園生活を送ることができるよう本校の教育活動を助成し、本校教育の振興を図ることを目的といたしております。

今年度は新型コロナウイルス感染症が5月より「5類感染症」に移行され行動制限なしの平常対応となり、ここ数年延期や中止となっていました龍谷総合学園学校保護者会連合会や福岡県私立中学高等学校保護者会連合会が主催する行事に積極的に参加してまいります。

また「学校における働き方改革」への対応が迫られる中、学校保護者会が課外授業の運営を担っており、「先生方の働き方」の改善に協力するとともに生徒たちの学びの場が少しでも充実したものとなるよう、教職員の方々と引続き協議を重ね、より柔軟にそして機動的な運営となるよう努めてまいります。

加えて、広報委員会が中心となり運営する学校保護者会Webサイト「崇信」の配信や研修委員会が企画する講演会開催など、保護者の皆様が参加しやすく、また親しみやすい学校保護者会活動を目指してまいります。

今年度も役員・委員一同精一杯務めさせていただく所存でございますので、引続き学校保護者会活動へのご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

未来は、筑女生が切り拓く(校長 松尾圭子)

5月29日の「学校保護者会総会」において、全ての議案が承認され新メンバーでの活動が始まりました。旧役員の皆様方には、新しい時代にふさわしい学校保護者会の在り方について数年にわたって検討を重ねていただき、学校保護者会活動の円滑な運営に多大なるご尽力をいただきました。心から感謝申し上げます。また、小野明 会長をはじめ、保護者の皆様方には今年度も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

6月に世界経済フォーラムが、男女平等の達成度合いを数値化した「ジェンダー・ギャップ指数2023」を発表しました。日本は146か国中125位で、前年の116位から9つも順位を落とし過去最低となったと報じられていました。同月、国際経営開発研究所が発表した「世界競争力ランキング」においては、ランキングの発表が始まった1989年から4年間世界首位であった日本が前年から順位を一つ下げ、世界35位となっていました。このことは、世の中の急激な変化に気付きながらも成功体験から脱却できず、日本社会が硬直し、ガラパゴス化してしまった結果と判断できます。日本の元気のなさが発表される一方で、我が国には世界に誇れるものが豊富にあり、才能ある国民がたくさんいますので、必ず元気を取り戻すことができると確信しています。

この話は、私たち個人にも当てはまる教訓とすべきものです。固定観念に囚われて柔軟に発想できない、失敗を恐れてチャレンジしない、グローバル化した世の中であるのに、あらゆることを日本基準で判断しようとする。このマインドセットを変えることができなければ、同じ轍を踏むことになるのは明らかです。女性への期待が高まる中、不確実性の高い未来社会において、生徒たちが仕事、結婚、出産という様々なライフステージで逞しく、自分らしく生きられる力を育成するため、新たな教育活動に果敢に挑戦する所存です。今後とも本校の教育活動に一層のご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

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