学校保護者会会長 永野泰吾

保護者の皆様には、日頃より学校保護者会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
生徒たちが日々安心して学校生活を送れているのは、皆様の温かなご支援のおかげであり、深く感謝申し上げます。
「自己に誇りをもち、たくましくそしてしなやかに未来を切り拓く女性を育てる」ことは、創立以来、本校が大切にしてきた教育理念です。
保護者会としても、生徒一人ひとりが自らの個性と可能性を伸ばし、誇りある未来を歩んでいけるよう、後押ししてまいります。
保護者会は、学校と家庭が連携し、本校の教育理念である「自律・和平・感恩」の実現を支えることを目的としています。
本年度も、教職員との協力体制を深めながら、学校教育のさらなる充実に向けて活動を進めてまいります。
龍谷総合学園学校保護者会連合会や福岡県私立中学高等学校保護者会連合会が主催する行事への参加をはじめ、広報委員会によるWebサイト「崇信」の配信、研修委員会の講演会開催など、わかりやすく、親しみやすい取り組みを計画しています。
今後とも、保護者の皆様の変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
筑紫女学園中学校・高等学校 校長 丸内 毅

今年4月1日付けで、ご退職された松尾校長先生の後任として就任いたしました。
松尾前校長先生は、校長としての卓越した力量と豊富な経験を持って学校運営に当たっておられました。その後を受け継いだだけに、一層責任の重さを痛感している次第です。
さて、本校は本年創立118年目を迎えますが、創設者であり初代校長であった水月哲英先生から脈々と続く卓越した教育実践は、本学園の校訓である「自律 和平 感恩」を人間教育の揺るぐことのない柱とし、浄土真宗のみ教えにもとづく人間教育、そして自らの人生は自らの力で切り拓くことができる女性の育成を具現化してまいりました。この輝かしい実績を誇る本校を、更に充実、発展させていくことが私に与えられた使命であると考えています。
ご承知の通り、今日、生徒の皆さんを取り巻く社会情勢は、グローバル化の進展により、世界の国々の相互影響、相互依存が急速に高まり、貧困や紛争、環境問題、エネルギー資源問題など、地球規模の課題が山積しています。加えて、アジアをはじめとする新興国の急速な経済成長により、我が国の国際的な地位の低下が懸念される状況となっています。
今、この現状を打開するためには、一人一人が自立した人間として主体的に国際社会と関わり、人間ならではの新たな価値を創造し、明るい将来を創り出すよう努力しなければなりません。そのためにも、問題の核心を把握し、自ら問いを立て、多様な人々と協働しながら解決に導いていく力が必要になるのです。生徒の皆さんには、身近な人に敬意を欠かすことのない、清らかで繊細な心遣いを大切にし、我が国の発展に貢献できる幅広い視野と柔軟な思考力を身に付けてほしいと思います。本校での学びは、必ずや生徒の皆さんに大きな勇気と希望を与え、次代を担う日本のリーダーに成長してくれるものと確信しています。私ども教職員といたしましても、更なる研鑽に努め、今まで以上に質の高い教育を提供して参る所存です。
学校保護者会の皆様におかれましては、その教育の成果をより高めるため、また、本校の更なる発展のために、是非ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、就任のご挨拶とさせていただきます。