学校保護者会会長 桑原真紀

日ごろから学校保護者会の活動にご理解・ご協力を賜り、ありがとうございます。
4人の娘たちが本校にお世話になってはやくも13年がたち、いよいよ最後の年となったとき、学校保護者会会長の大役を仰せつかりました。
保護者の皆様・先生方と共に、この1年間子ども達の成長と学校の発展に、微力ですが尽くすつもりでございます。
創立117周年の歴史ある筑紫女学園では、仏教のみ教えと「自律・和平・感恩」の校訓のもと、希望に満ちた筑女生が勉強や部活動、そして校外でも様々な分野で活躍し発展を続けています。
私たち学校保護者会ができることは、学校と保護者が協力し子ども達の育成をバックアップしていくことです。
研修委員会主催の講演会や広報委員会のwebサイトでの発信を通し、学校・保護者が一体となった取り組みを展開するとともに、課外授業や生徒活動支援など、誠意をもって健全な学校作りを引き続き目指してまいります。
これまで以上に皆様の積極的なご参加をいただくことで、信頼関係を深め、学園の新しい歩みを支えていきたいと思います。子ども達、先生方と一緒に筑紫女学園の未来を築いていきましょう。ご協力をよろしくお願いいたします。
筑紫女学園中学校・高等学校 校長 丸内 毅

今年4月1日付けで、ご退職された松尾校長先生の後任として就任いたしました。
松尾前校長先生は、校長としての卓越した力量と豊富な経験を持って学校運営に当たっておられました。その後を受け継いだだけに、一層責任の重さを痛感している次第です。
さて、本校は本年創立118年目を迎えますが、創設者であり初代校長であった水月哲英先生から脈々と続く卓越した教育実践は、本学園の校訓である「自律 和平 感恩」を人間教育の揺るぐことのない柱とし、浄土真宗のみ教えにもとづく人間教育、そして自らの人生は自らの力で切り拓くことができる女性の育成を具現化してまいりました。この輝かしい実績を誇る本校を、更に充実、発展させていくことが私に与えられた使命であると考えています。
ご承知の通り、今日、生徒の皆さんを取り巻く社会情勢は、グローバル化の進展により、世界の国々の相互影響、相互依存が急速に高まり、貧困や紛争、環境問題、エネルギー資源問題など、地球規模の課題が山積しています。加えて、アジアをはじめとする新興国の急速な経済成長により、我が国の国際的な地位の低下が懸念される状況となっています。
今、この現状を打開するためには、一人一人が自立した人間として主体的に国際社会と関わり、人間ならではの新たな価値を創造し、明るい将来を創り出すよう努力しなければなりません。そのためにも、問題の核心を把握し、自ら問いを立て、多様な人々と協働しながら解決に導いていく力が必要になるのです。生徒の皆さんには、身近な人に敬意を欠かすことのない、清らかで繊細な心遣いを大切にし、我が国の発展に貢献できる幅広い視野と柔軟な思考力を身に付けてほしいと思います。本校での学びは、必ずや生徒の皆さんに大きな勇気と希望を与え、次代を担う日本のリーダーに成長してくれるものと確信しています。私ども教職員といたしましても、更なる研鑽に努め、今まで以上に質の高い教育を提供して参る所存です。
学校保護者会の皆様におかれましては、その教育の成果をより高めるため、また、本校の更なる発展のために、是非ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、就任のご挨拶とさせていただきます。