広報委員会

松尾圭子校長先生講演会「今の生徒と保護者に伝えたいこと」

令和5年度 学校保護者会 研修委員会主催
「今の生徒と保護者に伝えたいこと」
筑紫女学園中学校・高等学校
校長 松尾圭子先生

まだまだ暑さの残る秋晴れの9 月28 日 木 13 時30 分より講堂において、「令和5年度学校保護者会研修委員会主催講演会」が開催されました。
筑紫女学園中学校・高等学校校長松尾圭子先生をお迎えし、120 名を超える保護者に加えて、精華会の方々にもご参加いただき実施されました。

<第一部>
校長先生と杦村研修委員会委員長の対談形式で「筑女の部屋」と題し、校長先生の幼少期の秘蔵写真を見ながら当時のエピソードを語られ、和やかな雰囲気で始まりました。
筑女時代の校長先生は今と変わらずショートヘアで面影があるお写真もありました。

校長先生はデパ地下巡りやマッサージをしてリフレッシュされているそうで、テレビをBGMにするほどテレビ好きで海外ドラマがお好きだそうです。
子ども達に読んで欲しい本は?の質問には、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を紹介してくださいました。図書館にもあるそうなので、ぜひお子様にもおすすめください。
また、座右の銘について「今この時を一生懸命に頑張る」。自分は何者でもないからこそ、何事もまじめに誠実に頑張るということを大事にしていますと話されていました。

生け花は華道部の先生と生徒の合同作品です。

<第二部>
事前に質問を研修委員会の方々がとりまとめて、インタビュー形式で実施されました。
校長先生が感じる筑女生の良さ、女子校であり続ける思い、女性の持つしなやかさを活かす教育についてなど、学校や先生のお考えを知る貴重な機会となりました。

インタビューの中で、共学化せず女子校であり続ける思いについて、「116年前に水月哲英先生が掲げた女子教育、しっかりと学びたくましく生きていけるような力をつけ、自立して社会に出ていける女性を育てるという思いを受け継いでいます。あえて男女共学にしなくてもよいのではないかと考えます。」というお答えがありました。

また、世界の国々の中でジェンダー指数が下位である日本の現状を踏まえ、「男性とか女性とかどちらでもないなどを、意識はしていません。自分らしさやその人らしさを活かして、世の中の役に立つ人になるのであれば良いのではないか。女子校だから女性、女性らしさという言葉はついてくるが、男子がいない分、女子だけに特化した勉強の仕方や教育を学校も提供できたら良いし、生徒自身も自分らしさを大事にしていけたら良いのではないか」というお話があり、参加した方々の大きなうなずきがみられました。

題字の書は、書道科・守田先生作です。

【編集後記】
このような形式の講演会は、学校保護者会研修委員会の皆さんが、保護者の方に校長先生のお人柄を知っていただき、学校や校長先生のお考えを直接聞けるような機会を作れないかと企画し、新しい試みとして実施されました。
当日は、「難しいですね」と言いながらも、にこやかにお答えくださる校長先生のお姿がとても印象的でした。平日昼間の開催でしたが、多くの保護者の方にご参加いただきました。
会場の終始和やかな雰囲気や、インタビューの詳細については、ぜひ期間限定公開のWEB配信をご視聴ください。

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